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便秘

便秘でお悩みの方へ

便秘

最後にスッキリと便を出せた日はいつだったか覚えていますか?
あまりに長い間便が出なかったり、硬くて出しにくかったりする状態を「便秘」といいます。
便秘になる原因はさまざまで、水分や食物繊維の不足、腸のぜん動運動の低下などが考えられます。
とくに女性の方は、腹筋の弱さホルモンバランスの影響から便秘になりやすいです。
便秘がつづくと、腹痛や吐き気、肌荒れなどのトラブルが招かれることもあります。
最近、スッキリと便を出せていないと感じる方は早めに対処しましょう。
こちらでは、便秘の症状や原因、対処法、予防法などについてご紹介しています。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • おなかが張って苦しい
  • トイレに行ってもスッキリしない
  • コロコロした硬い便しか出ない
  • 何日もお通じが来ない
  • 腹痛や吐き気を覚える
  • いきんでいるのに全然出ない

便秘とは?
便秘の症状と原因

便秘とは?

●腸の役割

腸は、小腸大腸のふたつから成ります。
小腸は胃で溶かされた食べ物を消化し、身体に必要な栄養を吸収する器官です。
一方、大腸は小腸で消化・吸収された食べ物のカスから、水分やミネラルを吸収して便をつくります。

●便意を感じるメカニズム

腸を支配しているのは、自律神経という神経です。
自律神経は、意思とは無関係に内臓や代謝などの身体機能をコントロールしています。
交感神経副交感神経という2種類の神経から成り、腸のぜん動運動は副交感神経のはたらきによって活発になります。
ぜん動運動とは、腸が収縮と弛緩を繰り返すことによって、便を肛門へと送りだす動きのことです。
食べ物が胃に入ると、胃・結腸反射が起こって副交感神経が反応し、ぜん動運動が始まります。
そして、肛門の近くまで便が到達すると、骨盤の近くにある仙髄(せんずい)の排便中枢に情報が伝わり、便意を感じるようになります。

●便秘の状態

便秘とは、便の出る回数が少ない、便が硬い、毎日排便しても残便感があるなどの状態をいいます。
3日以上排便がないときや排便回数が週3回未満の場合は、便秘の可能性が高いです。

便秘のおもな原因について

●器質性便秘

器質性便秘とは、胃や小腸、大腸、肛門などに病気や炎症があり、その影響で便秘が引き起こされる状態をいいます。

・狭窄性

大腸がんや腫瘍、クローン病、虚血性大腸炎などによって、便の通り道が狭まることで生じるタイプです。

・非狭窄性

物理的な狭窄はみられないものの、大腸の形が変化することで生じるタイプです。
大腸が拡張することで便の通過に時間がかかる「排便回数減少型」や、肛門手前にある直腸(大腸の一部)の形が変化して便が出にくくなる「排便困難型」などがあります。

●機能性便秘

機能性便秘とは、腸の形に異常がみられないタイプの便秘です。

・排便回数減少型

排便回数や排便量が少なくなる便秘です。
自律神経のはたらきが乱れ、ぜん動運動が十分におこなわれないことが関係している場合があります。
また、食事量の少なさ食物繊維不足なども関係しているといわれています。

・排便困難型

スムーズに排便できないタイプの便秘です。
直腸まで便がたどりついても、硬すぎると排便が困難になります。
また、腹圧や直腸感覚、直腸収縮力などが低下することで、排便がむずかしくなったり残便感を覚えたりすることがあります。
とくに、女性の方は男性よりも筋力が弱いため、便を送りだす腹圧も弱くなり、便秘になりやすいといわれています。

便秘のおもな施術法と
代表的な施術期間・施術過程

便秘のおもな施術

●メディセル筋膜リリース

メディセル筋膜リリースは、皮ふを吸引することによって筋膜の癒着をリリースする施術です。
筋膜とは筋肉を包んでいる膜のことです。
筋膜は全身に張り巡らされており、器官や神経などとも連結しています。
メディセル筋膜リリースでは、皮ふ・筋肉・筋膜の癒着をはがすことで、排便の際につかう筋肉のコンディションを整えます。

●腸セラピー

腸セラピーとは、腸があるおなかのあたりを優しく刺激する施術です。
外部から小腸や大腸に刺激を与えることで、ぜん動運動を促します。

●鍼療法

鍼療法とは、東洋医学の知見に基づいた施術です。
体内には、エネルギーである「気」が流れており、その流れが乱れることで不調が生じると考えられています。
鍼療法では、手技で押したときに痛みが出る部分に鍼をおこない、気の流れを整えます。

●手技療法

身体が緊張していると、自律神経の副交感神経が機能しにくくなり、排便を起こすぜん動運動が起こりにくくなることがあります。
そのため、手技療法では凝り固まっている首や肩、背中などをもみほぐし、緊張の緩和を目指します。

便秘の代表的な施術期間・施術過程

●施術期間

便秘に対する施術は、1回から可能です。
個人差はありますが、1回目の施術後にお通じが来たり、おなかまわりが楽になったと感じられたりする方もいます。
定期的に通えない方でも受けられる内容なので、お気軽にご相談ください。

●施術過程

・カウンセリング

便秘の原因は、一人ひとり異なります。
まずはカウンセリングでお悩みの点や改善したい症状、普段のライフスタイルなどを伺い、どのようなところに問題が潜んでいるのかを探ります。

・施術

カウンセリングが終了したら、施術に入ります。
メディセル筋膜リリース腸セラピー手技療法などを組み合わせ、不調を感じる部分だけでなく、全身にアプローチします。

・施術後のアドバイス

施術後に、日常生活での注意点やセルフケアの方法などについてアドバイスします。

便秘になってしまった際の
注意点と対処法

便秘になってしまった際は、次のような対処法でおなかに刺激を与えてみましょう。

●白湯をしっかり飲む

便秘になっているときは、白湯をしっかり飲みましょう。
白湯とは、適温に冷ましたお湯のことです。
水ではなく白湯を飲むことで、身体が内側から温まり、腸がはたらきやすい状態がつくれます。
また、水分補給にもなるので、便が硬くなりすぎることを防ぐためにも役立ちます。

●おなかを温める

おなかが冷えていると内臓のはたらきが低下し、便秘が悪化することがあります。
蒸しタオル湯たんぽ腹巻きなどでおなかまわりを温めましょう。
湯たんぽは低温やけどを起こす可能性があるため、必ずカバーやタオルで包んだものを使用しましょう。

●おなかを時計まわりにさする

おなかを時計まわりにさすり、腸のぜん動運動を促しましょう。
おなかに力を入れすぎず、優しい力でおこなうことがポイントです。
おなかが張っているときや寝る前などに、5分〜10分程度つづけてみましょう。

便秘にならないための
予防法と身体のケア方法

便秘を防ぎたい方は、次のような予防法を取り入れましょう。

●おなかのストレッチをおこなう

便秘が心配な方は、普段から腹式呼吸のストレッチでおなかを刺激しましょう。

・うつぶせでおこなう腹式呼吸

うつぶせに寝て、両手を前に伸ばして軽く上体を反らせます。
そして、その状態で鼻からゆっくり息を吸い込み、大きくおなかをふくらませ、ゆっくりと口から息を吐きます。

・正座でおこなう腹式呼吸

床に正座で座り、うしろに倒れこみます。
その状態で腹式呼吸をおこないましょう。

●白湯を1日2回飲む

便秘が気になる方は、白湯を飲む習慣を付けましょう。
飲むタイミングは、起床後就寝前の2回が理想的です。
起床後に飲むと、眠っていた胃腸が刺激され、消化・吸収がスムーズにおこないやすくなります。
また、就寝前の白湯は、腸のぜん動運動を活発にする副交感神経を優位にするために役立つといわれています。
コップ1杯の白湯をゆっくりと飲みましょう。

●温野菜を食べる

野菜に含まれる食物繊維は、スムーズな排便に欠かせません。
食物繊維は、水溶性不水溶性のものがあります。
普段野菜不足の方は、水溶性と不水溶性の食物繊維が含まれた野菜をバランスよく食べるようにしましょう。

・水溶性食物繊維が多い野菜

オクラ、かぼちゃ、ごぼう、大根、山芋など

・不水溶性食物繊維が多い野菜

枝豆、キャベツ、大豆、にんじん、ほうれん草など

温野菜にすると、かさが減るため、多くの量の野菜を食べやすくなります。
また、温野菜は生野菜よりも消化・吸収しやすいというメリットもあります。

便秘に関するQ&A

女性に便秘が多いのはなぜですか?

腹筋の弱さや女性ホルモンのバランス、無理なダイエットなどが関係しているといわれています。

便意を我慢することは良くありませんか?

便意を我慢したり無視したりしてしまうと、腸のぜん動運動が弱まるため、排便のチャンスを逃してしまうことがあります。
このような状態がつづくと、便意そのものを感じにくくなってしまうため、便意は我慢しないようにしましょう。

どのような食事をしていると便秘になりやすいですか?

肉類の食べ過ぎや食物繊維不足の食事などをしていると、便秘になりやすいといわれています。

精神的なストレスで便秘になることはありますか?

腸のぜん動運動をコントロールする自律神経は、精神的なストレスの影響を受けやすいといわれています。
そのため、精神的なストレスで便秘になる可能性もあります。

頑固な便秘はどうしたらよいですか?

腸のまわりにある筋力の低下が関係している可能性があります。
ストレッチで骨盤底筋群や腹筋などを刺激しましょう。

便秘が悪化するとどうなりますか?

腸内環境が悪くなり、便やおならが臭うようになることがあります。
また、肌荒れや痔、腹痛、食欲の低下なども起こる可能性があります。

食物繊維の摂りすぎは禁物ですか?

不溶性の食物繊維は、便のかさを増やします。
そのため、摂りすぎると便が大きくなりすぎてしまい、便秘が悪化する可能性があります。
食物繊維は量ではなく、水溶性と不水溶性のバランスを意識することが大切です。

便秘のときにはどのような便が出ますか?

ウサギのフンのようにコロコロした便や、短く固まった便などが出ます。

便秘を解消するためには、1日どのくらいの水分を摂取したらよいですか?

1日2リットルほどが目安だといわれています。
しかし、カフェインが含まれるお茶やコーヒーには利尿作用があるため、なるべく白湯や水を飲みましょう。

便秘を予防するために日常生活でおこなえることはありますか?

自律神経のはたらきを整えるために、適度な運動や規則正しい生活を心がけましょう。

排便するときはどのような姿勢を取ったほうがいいですか?

洋式トイレの場合、上半身を前かがみにすると、直腸から肛門にかけてのラインがまっすぐに近づき、便が出しやすくなるといわれています。

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スリジエ銀座

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